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インプラントとは…

予防歯科

予防歯科は、虫歯、歯周病、口臭などを防ぐだけでなく、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、早産を予防します。口腔病原菌は、歯肉粘膜から体内に侵入し、様々な病気の原因となっているからです。予防歯科には、歯のクリーニング(PMTC)、虫歯菌の除菌(3DS)、歯周病菌の除菌(歯周内科)をはじめとする種々の方法があります。

虫歯菌の特徴

虫歯菌(ミュータンス菌)は、他の細菌、例えば結核菌やコレラ菌等とどう違うのでしょうか?
虫歯菌の特徴は、ベタベタした粘着性の膜(バイオフィルムと呼ばれます)を作って、歯に粘りついていることです。下水管のヌルヌルと基本的に同じ種類の細菌です。抗生物質等の薬剤が効きにくい、ブラシ等で取り除きにくい、他の悪玉菌の棲み家になる等なかなか厄介です。虫歯に効く薬がなく、歯磨きの効果が限られているのも、このような理由があるからです。


歯磨き剤はなぜ効果がない?

歯磨き剤の成分には良いものが少なくありません。試験管の中では効果があります。しかし口の中では、唾液や水分に流されてしまったり薄まってしまうので、効果が少なくなってしまうのです。通常の歯磨きの後で、3DS用のトレーに歯磨き剤を入れて数分間口に入れると、かなり爽やかな状態になります。


歯磨きの限界について

歯ブラシが届かない場所があります。
歯は複雑な形をしていますから、歯ブラシだけで完全にきれいにすることはできません。歯の溝や歯と歯の間には歯垢が残りやすく、虫歯や歯周病の原因になります。フロスや歯間ブラシを上手に使いましょう。フロスと歯間ブラシは歯垢を落としやすい部分が違いますから、両方とも使用する方が望ましいと言えます。取り残された歯垢は、約3ヶ月でその毒性がピークに達します。ですから、PMTC(歯のクリーニング)は3ヶ月以下がよいとされています。


歯のクリーニング(PMTC)

専門の器材で、歯ブラシではおとせない歯のすき間や、歯肉の境目の歯垢をおとし、お口のすみずみまできれいにします。お口がすっきりさわやかで、歯の黄ばみや口臭を取り除きます。歯垢は3ヶ月で毒性化しますから、歯のクリーニング(PMTC)は、3ヶ月間隔で行うのがよいとされています。
 

口腔病原菌の除菌(3DS)

国立感染症研究所 花田信弘先生、武内博朗先生(聖和会OB)等によって開発された画期的な方法です。歯並びに合わせたプラスチックトレーを作り、それに薬剤を満たして口腔内に装着します。歯の表面を無菌状態にし、虫歯菌(ミュータンス菌)や歯周病菌を除菌します。お口のネバつきを取り、すっきりさわやかな状態が続くようになります。
 

自分でできる予防歯科☆最後に無糖性のガムを噛むこと

食事によって口の中は酸性になり、歯の表面のカルシウム分が溶け出します。
唾液によって酸が中和され、歯の表面が修復されます。自分でできる予防歯科とは、この唾液の働きを助けることです。食事やおやつの後に、無糖性ガム(キシリトールなど)を噛むことが、その最も効果的な方法です。
 

歯周病の予防法

食事やおやつのデンプンや糖分を虫歯菌(ミュータンス菌)が分解して酸を作ります。この酸によって歯の表面が溶け出しますが、唾液中のカルシウム分によって修復されます。唾液には、酸を中和する働きもあります。歯の表面では、食事やおやつの度に歯が溶け、そして唾液で修復されることが繰り返されています。

これを図にすると、以下の様になります。

従って、虫歯を防ぐためには、
1.  食事やおやつを規則正しく取ること。だらだら食べないこと。特に、就寝直前の飲食は危険です。
2. 食後に無糖性(キシリトール等)のガムを咬んで、唾液をよく出すこと。
3. フッ素で歯を溶けにくくすること。
4. 定期的に歯科衛生士による歯のクリーニング(PMTC)を受けること。
です。それでも虫歯が止められない程ミュータンス菌が多い場合には、
5.  究極の虫歯予防法である、ミュータンス菌の除菌療法(3DS)をお勧めします。これは、国立保健医療科学院の花田信弘先生等が開発した画期的な虫歯予防法です。ミュータンス菌を除菌することで、虫歯を予防するだけでなく、お口がとても爽やかになります。
 

歯周病の予防

歯周病には、歯ブラシとフロス、歯間ブラシの併用が効果があります。歯と歯肉の境界を丁寧に磨いて下さい。

しかし、歯の形は複雑ですから、完全な掃除は簡単ではなく、毎回同じ場所に磨き残しができます。磨き残した歯垢は悪玉菌(嫌気性菌)が増え、歯周病を悪化させます。歯周病が進行すると、脳梗塞や心筋梗塞等のリスクも高くなると言われています。

そこで、歯周病を防ぐためには、
1.  丁寧に歯磨きをする。
2. 咬み合わせをきちんと治して、よく噛んで食事する。(咬み合わせの回復にはインプラントが有効です)
3. 3ヶ月に1回程度、歯科衛生士による歯のクリーニング(PMTC)を受ける。
4. ストレスをさけ、全身の健康に気を配る。特に喫煙は歯肉の大敵です。
歯周病は、様々な全身病を引き起こす危険があります。(脳梗塞、心筋梗塞、肺炎、早産、糖尿病、おそらく老化や発癌も・・・。)重度に進行した歯周病には、究極の歯周病治療法である歯周内科(歯科的除菌療法と内科治療を組み合わせた治療法)が有効です。
 

歯周病の歯、残す? 残さない?

心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める歯の病気には、歯周病と根尖病巣(歯の根の先の膿の袋)の二つがあります。いずれも初期であれば完治します。しかし、歯が大きく揺らいでいたり膿が出たりしている場合には、抜歯した方が安心です。歯と骨の間から大量の細菌体や毒素が体内に侵入しているからです。これは、従来考えられていたよりもはるかに危険なことで、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを高めます。先進的なアンチエイジングクリニックでも同じ様に、というよりももっと積極的(?)に抜歯を行っている様です。我々のクリニックではそこまでは踏み込んでいませんが、少なくとも「体にリスクのある歯」を抱えた患者さんには最大限の注意を呼びかけています。
 

自分でできる口臭予防

口臭の主因はメチルメルカプタン(MMP)という物質で、お口の中の細菌が蛋白質を分解して生じます。一日の口臭の強さにはいくつかの山があり、起床直後が最も強く歯磨きや食事で一旦消失します。そして昼食前に2回目の夕食前に3回目の山を迎えます。つまり、食後の時間が経過し、口腔細菌が繁殖する空腹時には口臭が強くなる傾向があります。口臭を防ぐには、この時間帯に歯磨きして歯垢を取ることが重要で、この時、舌も頬も磨くと良いでしょう。最も有効な方法は、歯のクリーニングや3DSによる口腔細菌の除菌と口輪筋強化による口腔乾燥の防止だと言われています。ただし、口臭は本人の気にし過ぎの場合がほとんどです。


 

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